2013年06月04日

TOEIC点数第一主義。「英語力向上」という謎の単語に惑わされない。

前回の記事で紹介したTOEIC高得点取得の最短コースを辿るにあたって有用なエントリー集であるが、いずれの記事にも通ずる共通点は「短期間で大幅に点数を伸ばした」という点にある。

どの記事を読んでいても印象的なのは、筆者達が「TOEICの点数を上げる」為の勉強しかしていないことだ。

「TOEIC」という単語とセットで、「英語力向上」などという漠然とした単語を広告などで我々は日常的に頻繁に目にする。
『英語に触れる時間を長く取れば「英語力」が向上し、ひいてはTOEICなど資格試験においても高得点を取ることが出来る』と言ったニュアンスを含んだこの単語は、しばしば英語を本気で勉強しようとする人を惑わせるものだ。
真面目な日本人はこの「英語力向上」という曖昧で何を意味するのか分からない単語を目標として掲げ、真面目に遠回りな勉強を繰り返し、そして実際に英語を使わなければならない場面や資格試験で無様に散って行く。

この様な経緯で我々はますます英語から遠ざかり、苦手意識を植え付けられ、実力もつかないというループに陥っている節は無いだろうか。






少々抽象的な表現になってしまったが、具体的にTOEIC高得点取得に遠回りな「英語力が向上するための」勉強法、すなわち前回の記事で紹介した様なTOEIC高得点取得の為の最短ルートの真逆を行く非効率な勉強法とは、podcastを聞く英語のwebサイト、ペーパーバックを読むスピードラーニングや大学受験の際に使用した教材などTOEICテストと直接関係の無い教材を勉強に用いるなどといった勉強「らしき」行為が該当する。

これらの行為を心の底から楽しんでやっていて、TOEIC点数アップの為の勉強時間とは別にこれらを行う時間を確保出来るのなら別に否定はしない。
ただ、漠然とこれらの行為を行なっているからと言ってTOEICの本番試験での得点力が向上するとは限らない事は肝に銘じておくべきだ。
むしろ時間を掛ければ掛ける程「自分は勉強していたんだ」という自身とは裏腹に全く付いてこない点数に落胆し、モチベーション低下を招きTOEIC高得点取得が遠ざかってしまう可能性もあるという点では有害であるとも言えるかもしれない。






これらの行為が全くの無駄であると言う訳ではない。
英語の勉強とは記憶の定着が基本であるため、900点超えや満点を狙うにあたっては知識的な引き出しは増やしておくに越したことは無い。
しかし500点から600点も取得できない段階でこの様な勉強らしきものに手を出している余裕があるのか?というのが実際にこれらの行為をTOEICの勉強として行い、結果として点数が長期間停滞し、典型的な英語アレルギーに陥っていた経験も持つ自身の現在の感覚である。

はっきり言ってしまえばそのレベルの「英語力」ではTOEICの点数はTOEIC点数取得の為の勉強法でしか向上しない。
むしろ「英語力」を鍛えるための素地になる部分を鍛えなければいけない段階に居るのがその点数域に居る時の実力なのだと自身は感じる。
「TOEIC高得点を取るために英語力を鍛える」のではなく「TOEIC高得点を取得出来て初めて英語力を鍛えるスタートラインに立てる」ぐらいの感覚である。





TOEIC得点の為の勉強「らしきもの」に嫌々貴重な時間を割くのであれば他の事をしていた方がよっぽど有意義である。
嫌々ではないにしろこれらの行為は往々にして「英語を勉強している」という満足感を本人に与えてしまい、TOEIC得点の為の本丸とすべき最短コースから勉強の方針を逸脱させる要素を多々に含んでいる。
本当に「英語力向上」させたいならTOEIC高得点取得など早期に達成してしまい、そこから実践的な自分が必要とする能力を身につけるなり英語媒体を楽しむなりといったプロセスを経るのが正解であり、実際に高得点を取ってからの方が「英語力向上」のための効率ははるかに良い。




時間は経っているが、実際に上記の様な勉強まがいの行為を繰り返し長期間点数の停滞を余儀なくされた自身の歯がゆい経緯から前回の記事を書くに至ったのだが、今でも英語の勉強についてのスタンスは変わっていないし、TOEIC高得点取得など「英語力向上」の手段でしかないという思いは変わっていない。




人間皆時間は貴重だ。
TOEICの為の英語の勉強なんて下らなくて面白くないものは短期集中でそれに専念して片付けてしまえばもっと楽だったのに、と今になって改めて思う。
要は苦痛な勉強を手段やゲーム的に割り切って出来る事がTOEIC高得点取得への最短勉強法だ。
タグ:英語 TOEIC
posted by 海の地彼方 at 06:58 | Comment(0) | TOEIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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